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128MB / vSwap 256MBサーバーの使い道(2)

年間:$14.99USDという内容で、国内のサーバーを探すと、共用サーバーが思い当たる。無料のサービスは除外すると、さくらの共用型レンタルサーバーライトプランが比較的安い。しかし、SSH接続などといったことは一切できないので、サーバーのメンテナンスなどは、FTP接続を利用して実施するしか無い。

共用型のレンタルサーバーでSSH接続を許容しているものは、希少でメンテナンスの煩雑さからすると、SSH接続が可能な格安サーバーがあれば、良いのだが、そうにはならないといったところである。少し考え方を変えて、このようなレンタルサーバーと同等なサービスを安価なVPSで実現してしまうのも、悪くない選択かと思い、期間限定で、実験してみることにした。

前回の記事で、オールインワンなVPSを否定したのだが、サーバーがダウンしない程度のメモリー構成で、スピードもそこそこ出れば、実質的に、レンタルサーバーよりも自由度が効くVPS上に構成しても良いのかなと考え始めた。

しかし、WordPressを構成した場合、その多くが記事の編集時のメモリー負荷である。
これを除けば、さほど、アクセス数が無いサイト運営では、これでも充分に機能する。
現在の構成は以下のとおりである。

  • ネームサーバー(bind*)
  • メールサーバー(saslauthd+dovecot+sendmail)
  • ウェッブサーバー(Apache+MySQL+WordPress)
  • MySQLサーバー
  • FTPserver

と盛りだくさんの構成をしてみた。
LAMPP+MailServer+FTP-Serverとなっていて、一般的なKVM上で512MB:1024MB Swapのような構成なのだが、商用ではないので、普段のサーバーリソースが、大幅に枯渇し、サーバーダウンといった事態になることはない程度で走っている。重いサーバーでは、WordPressの編集にも支障を来すこともあるが、vSwap:256MBというのは相当威力を発揮してくれているようだ。

セキュリティー上、好ましくないが、この記事を書いている時のTOP画面を添付しておく。2014-05-28_175114単機能サーバーとした時のメモリー負荷とは比較にならないくらいの高負荷になってしまっているが、これでも、そこそこWordPressの編集が出来る。
これで安価で、SSH接続が可能なレンタルサーバーが完成するのだから、悪くない選択と言えるかもしれない。

もちろん、国内のレンタルサーバーでSSH接続を許容するものが出てくればありがたいと言うのには異論が無いわけだが…

128MB / vSwap 256MBサーバーの使い道

128MBのメモリーエリアと聞くと、どこぞの、NASのようなメモリー構成だよね~ というのはさておき、その128MBの最低ラインのサーバーと言うのが、VPSとしては国内には存在しないので、安価にサーバーを立てて自由なサービスを構築しようといった向きには、ありがたい存在なのである。

僕の場合、最初は、このサーバーは、ブログ専用に使おうかと考えていたのだが、むしろそういった使い道よりは、VPSであるメリットを追求したほうが良いことに気がついた。
なんといっても、LAMPPな環境は整えなくてはと、先ずはそんなことをするのだが、WordPressなどのCMSとMySQLを動作させ、やったー、Blogが完成した。安いよねーと喜んでいても、共用サーバーを使ったほうが便利で安価なことも多い。

ここの魅力は、VPSでありながら、安価であること。つまり、IP-Addressの単価が日本とは大きく違っているのだろうと思う。バックボーンもそこそこな感じがするので、悪くない買い物ではある・・と、思う。
あらかたの実験は済んだので、今年の更新はどうしたもんかなと考えたのだが、そんなある日、Web用に使っていた国内の某サーバーが、利用を廃止するとのことで、結局そのサーバーで動作していた主要サービスを分散しなくてはならなくなった。主要なサービスと言えば、DNS,SENDMAIL,IMAPサーバーあたりが思い当たるのだが、廃止される予定のサーバーは、メインメモリー:512MB Swapメモリー:1024MBなKVM仮想サーバーなのだが、この上で、DNS+SENDMAIL IMAP + LAMPPな環境で比較的快適に使えていた。回線スピードは遅い部類だが、通常使用には、問題はない便利で安価なサーバーだったので、少し残念ではある。
世の中には、自宅サーバーで24時間稼働させている方々も少なからず居るが、IP-Addressを2つ用意して運用しているユーザーは珍しい。ご存知のように、DNSは、PrimaryとSecondaryの2つのサーバーが必須になるのだが、なぜ2つ必要なのかと言うと、フェイルオーバー対策以外には、考えられない。もちろん、同じ物理サーバーに2つの名前を付けて、Secondary DNSだよ としても、実質問題はないが、本来の意味合いからは大きく外れてしまうわけで、同様に、同じ物理サーバー上に、2つの仮想マシンを立てて同様なことをしても、あまり意味が無い。

ここは、充分離れた場所に物理的にも別なサーバーを置くことが重要で、例えば、routingの関係で特定ルートが極端に遅い場合などには、大きなメリットがある。某所が提供しているセカンダリーDNSはそういった意味では使い物になるのだが、いずれも似たようなサーバー上に似たような位置に置かれるDNSは、そうは強い構成ではないのであって、VPSサービス1つにセカンダリーDNSが、5ゾーン程度付属するものも見られるが、先の意味から、強いDNSでは無いことになる。

ここは、サーバースペックが非力でも、離れた場所にそこそこのDNSを構築したほうが、有利であることは間違いない。そんなわけで、負荷の重いApache+MySQLな構成を他のVPSへ集約し、ここのサーバーは、DNS+SENDMAIL + IMAPサーバーに徹してもらうことに決めた。
DNSサーバーもそうは負荷が少ないわけではないが、128MBシステムでも充分動作する範囲なので、少し疑問は有ったのだが、DNS Slaveサーバーとして稼働してもらうことにした。

そんなわけで、Webサーバー以外の機能を残し、必要最低限の有意義なサーバーへと利用形態を変更してみたわけである。中途半端は良くないが、LAMPPな環境は、走行させないだけで残してあるので、適宜、実験用に使うことも可能である。
たぶん、このサーバーで一番重い操作は、yum updateあたりだろう。

参考までに現在のサーバー負荷のスクリーンショットを載せておこうと思う。2014-05-08_034339
ご覧のとおり、充分すぎる結果となった。
これならば、無理もなく、有意義で安価なサーバーといえるのではないだろうか。
DNSの維持管理は、コストが掛かるというのが一般的なのだが、このような使い道を考えれば、そう、維持費に困ることもないように思う。単機能サーバーを複数構成したほうが、小回りが聞くような気もする。

やはり惜しまれるのは、国内で、このような構成のサーバーが皆無であることで、むしろ、VPSを借りたらオールインワンサーバーにしなくてはならないということも無いので、用途と相談して、使い道を考えられるよう、国内でも、その選択肢を広げられたら、ありがたいのだが。。